長年の腰痛とぎっくり腰への対処法：60代女性のケース
仕事では子供たちと過ごし、中腰や正座・横座りの姿勢が多く、日常的に子供を抱っこすることも多い60代の女性のお客様が来院されました。常に腰痛を抱えており、ぎっくり腰の再発に対する恐怖を持ちながらも、注射は避け、湿布で対処していたそうです。しかし、ある日、座った姿勢から立ち上がろうとした瞬間に「グギッ」という音と共に動けなくなり、ついに強烈な痛みに襲われました。
症状の背景
この患者様は、中腰になる姿勢が多く、正座や横座りといった腰に負担がかかる体勢を繰り返す中、長期間にわたり腰痛を我慢していました。仕事では子供を持ち上げることが日常的で、腰にかかる負担が大きく、いつぎっくり腰を再発させるか常に不安を抱えていたとのことです。
痛みが軽減したタイミングで来院されましたが、腰に手を当てながらなんとか歩ける状態で、腰部や背中に触れるだけで激痛が走り、前かがみになるだけで痛みが強くなる状況でした。このような状態が続くと、日常生活や仕事に大きな支障が出るため、早急な対処が必要でした。
治療内容
初回の施術では、骨盤矯正と腰部・下肢のストレッチを行いました。骨盤の歪みや姿勢の悪さが、ぎっくり腰の再発に大きく影響している可能性があったため、まずは体の土台である骨盤を正しい位置に整えました。また、下肢のストレッチを行うことで、腰部にかかる負担を軽減させ、痛みを和らげる効果を目指しました。
治療後の変化
施術後、患者様は帰宅途中に腰の軽さを感じたとおっしゃっていました。そして、翌日には普通に動けるようになり、仕事中でも腰の痛みや違和感がなくなったと言われていました。施術初回後は恐々と動いていましたが、回復が進むにつれ、体を曲げる動作でも痛みが出なくなり、ぎっくり腰への恐怖も薄れていきました。
特に、腰が気にならなくなったことで、日常生活はもちろん、仕事においても腰痛の不安が軽減し、快適に過ごせるようになったことを非常に喜ばれていました。
治療のペースとアドバイス
初回の施術から1週間後に再度来院いただき、その後数回にわたって1週間に1回のペースで施術を行いました。これにより、不良姿勢に戻る前にケアを施すことができ、腰痛のぶり返しを防ぐことができました。数回の施術後、症状が安定した段階で、2週間に1回のペースに変更しました。
さらに、日常生活における自主トレーニングの指導や、仕事中の正しい姿勢のアドバイスを行いました。特に中腰や正座といった姿勢を取る際には、腰に負担をかけない方法や、ストレッチで柔軟性を高めることが重要です。
最終的には、月に1回のメンテナンスを行い、ぎっくり腰の再発予防と日常生活の質向上を図っています。
院長の所感
初回来店時には強い痛みとぎっくり腰への恐怖がありましたが、施術を重ねるごとに症状がみるみる改善し、私も嬉しく感じています。特に、1週間に1回のペースで施術を受けていただくことで、不良姿勢に戻る前にケアを行い、痛みがぶり返すことなく回復が進みました。
患者様が自主トレーニングや日常生活での姿勢に気を付けてくださったおかげで、体を曲げる際の柔軟性が上がり、腰痛の再発も防げています。恐怖がなくなり、快適に仕事を続けられるようになったとの報告を受けたときは、非常に達成感を感じました。
ぎっくり腰と腰痛に悩む方へ
ぎっくり腰や腰痛は、正しい姿勢や日常的なケアで改善が期待できます。もし、同じような症状に悩んでいる方がいらっしゃいましたら、一度ご相談ください。個別の症状に合わせた施術や日常生活でのアドバイスを提供し、快適な生活をサポートいたします。
ご来院を心よりお待ちしております。
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