
「頭痛薬を1日3回飲んでいた私が、薬なしで過ごせるように」

—— 40代女性/頭痛・肩こり・反り腰・姿勢の悩み・体調不良・運動嫌い——
■来院のきっかけ
「もうずっと、頭痛と肩こりがつらくて…1日に3回も痛み止めを飲んでしまうんです。」
初めてお会いしたとき、このお客様はとても辛そうな表情でそうお話しされました。
朝起きた瞬間から頭痛があり、薬がないと1日を過ごすのが難しい。
「でも、もう薬に頼りたくない」「いつか薬を飲まなくても大丈夫な自分になりたい」――
その強い想いから、当院にご相談いただきました。
それだけではありません。話を伺っていく中で、日常の中で感じているさまざまな“しんどさ”が見えてきました。
- 姿勢が悪くて服を綺麗に着こなせない
- 生理前後になるとさらに体調が悪くなる
- すぐ疲れて横になってしまう
- 下腹のぽっこりがどうしても気になる
- でも運動は嫌い。続けられる気がしない
「どこから手をつけていいかも分からない」という状態だったのです。
しかしこのお客様は、ただの“リラクゼーション”を求めていたわけではありません。
「自分の身体にしっかり向き合って、本当に変わりたい」という覚悟をもって来院されていたのが印象的でした。
■初回の身体の状態
お話を聞いた上で、まず姿勢の確認からスタートしました。
一見すると背筋がスッと伸びていて、美しい姿勢に見えるのですが、実は反り腰が強く、常に身体に余計な力が入ってしまっている状態でした。
「昔から姿勢を気にしてきた」とのことでしたが、それが逆に力みを生んでおり、身体の力の抜き方が分からなくなってしまっていたのです。
特に上半身には左右差やねじれといった歪みがあり、その負担が肩こり→頭痛という形で現れていたと考えられました。
また、長年の姿勢習慣からインナーマッスルの働きも低下しており、代謝が落ちやすく、疲れやすい・太りやすい状態でもありました。
■施術内容
施術は、「頭痛を減らしたい」「姿勢を良くしたい」という患者様の一番の希望に応えるため、まず猫背矯正からスタート。
しかし、反り腰の癖が強く、それだけではバランスが取れなかったため、骨盤矯正も併用することで全体の姿勢を整えていきました。
お客様は「運動はしたくない」とはっきり仰っていたため、無理にトレーニングを勧めることはせず、代わりに楽トレ(EMS)機器を使ってインナーマッスルを鍛える方法を取り入れました。
この“寝ているだけで鍛えられる”施術により、姿勢保持に必要な深層筋が少しずつ活性化されていきました。
さらに、身体に力が入りやすく“どう動かせばいいか分からない”という混乱があったため、楽トレの後に簡単な関節運動を指導し、「力を抜いて、正しく使う」感覚を少しずつ体に覚えさせていきました。
■1ヶ月後の変化
施術を開始してから1ヶ月ほど経った頃、お客様の口から出た言葉に私も驚かされました。
「そういえば…ここ最近、頭痛が出てないんです。」
「気づいたら、薬も飲んでいませんでした。」
あれほど毎日薬に頼っていた生活が、たった1ヶ月でほとんど薬を飲まない日々へと変わっていたのです。
「本当に、あの毎日の頭痛が嘘みたい」と、笑顔で話される姿がとても印象的でした。
さらに変化は続きました。
- 腰に余計な力が入らなくなり、身体全体が楽になった
- 姿勢が自然に整い始め、疲れにくくなった
- 運動はしていないのにウエストが締まり、ズボンがゆるくなった
- 代謝が上がり、体重も少しずつ減少し始めた
- 頭痛がなくなったことで、食欲も自然に戻ってきた
見た目の変化もさることながら、「こんなに体が変わるとは思わなかった」と、感動されていました。
■通院ペースとセルフケア
お客様は本気で「変わりたい」という強い意思をお持ちでしたので、施術は週に1回のペースで継続。
毎回の施術後には、身体の状態を確認しながら、姿勢のフィードバックとご自宅でもできる簡単なエクササイズをアドバイスしました。
「運動が嫌いな人でも、無理なく少しずつ変われる」という実感を持っていただけるよう、負担にならない範囲でのセルフケアを取り入れていただきました。
■院長からの所感
このお客様は、とても真剣にご自身の身体と向き合われている方でした。
ご自身の身体の変化にも敏感で、小さな変化も見逃さずに丁寧にフィードバックをくださる姿勢は、こちらとしてもとても嬉しく、励みになりました。
頭痛が改善され、薬を手放せるようになったとお聞きしたときは、私自身も本当に嬉しく思いました。
今では、ウエスト周りもすっきりし、ズボンがブカブカになったと笑って話されるたびに、「本当に身体って変わるんだな」と感じさせていただいています。
これからも、もっと自然で楽な姿勢を手に入れて、より快適な毎日を送っていただけるよう、引き続きしっかりサポートしてまいります。