オーソティクスを使用されている 80代女性のお客様のエピソード

October 3, 2024

こんにちは、スタイルケアこうちの廣瀬です。今回は、80代の女性のお客様が抱えていた膝の痛みと歩行時の不安定さについてご紹介します。同じような悩みをお持ちの方にとって、少しでも役に立てば嬉しいです。

膝の痛みと歩行時の不安定さが日常生活に与える影響

お客様は、週に1回鍼治療を受けており、ご自身でも自己メンテナンスをしっかり行っていましたが、歩くときに膝に痛みがあり、ふらふらしてしまうとのお悩みを抱えていました。特に、膝の痛みは独歩で移動できるものの、歩行時に不安定さを感じることが多く、ふとした瞬間にバランスを崩してしまう恐れがありました。

加えて、足のむくみも見られ、これがさらに膝や歩行時の不安感を強めている可能性がありました。このような状況は、特に高齢者にとって転倒のリスクを高め、日常生活の質を低下させる原因となるため、早めの対策が必要です。

オーソティクス（足のインソール）を活用した改善策

今回、お客様にご提案したのが、オーソティクスと呼ばれるインソールの使用です。お客様は自己管理に熱心で、日常的に体を動かしていましたが、歩行時の膝の安定性をさらにサポートするために、オーソティクスの導入を勧めました。

オーソティクスは、身体の軸・足のバランスを整え、正しい歩行をサポートするためのインソールです。足の形や歩き方のクセに合わせて調整することで、膝や腰など、身体全体の負担を軽減する効果が期待できます。特に高齢者にとって、正しい姿勢や歩行を保つことは、日常生活の安定に繋がります。

実際の効果とお客様の変化

オーソティクスを作成し、履いていただいた初期段階では、足底部に少し痛みを感じることがありましたが、これは短期間で消失しました。1か月後には、内ももに筋肉痛が出現しましたが、これは今まで使えていなかった筋肉が使われている証拠でした。

お客様には、胸を張り、前を向いて、踵から歩くという正しい歩行姿勢をアドバイスし、定期的な歩行練習を続けてもらっています。

さらに、膝の痛みも軽減し、少しずつ散歩の距離も延びてきているようです。気温も涼しくなり、外出しやすい季節になったことも、筋力や体力をつける良い機会になりました。

整体院でのサポートと今後のケア

オーソティクスを使用した歩行の改善に加え、定期的な施術とケアも重要です。足のむくみや膝痛を根本的に解消するために、筋肉の緊張をほぐす施術や、正しい歩き方の指導を継続して行っています。また、使われ始めた筋肉に対するケアも重要です。これまであまり動かせていなかった筋肉を使うことで痛みが出ることもありますが、これも筋力向上の一環です。

定期的なケアとアドバイスを受けながら、お客様は今後も少しずつ体力をつけ、さらなる歩行の安定を目指しています。

注意点とアドバイス

今後も引き続き、以下のポイントを意識していただくようアドバイスしました。

胸を張り、前を向いて踵から歩く：正しい姿勢で歩くことは、膝や腰への負担を減らすだけでなく、バランスの良い歩行に繋がります。
急な動きは避ける：特に散歩の際には、急な方向転換や速すぎる動きは避け、ゆっくりとしたペースで歩くように心がけてもらいます。
無理をせず、体調に合わせた運動を：季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあります。無理のない範囲で、体力をつけるための散歩や軽いストレッチを継続してもらいます。